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小型ヨットで太平洋横断に成功した全盲のセーラーで熊本YMCAの元英会話クラス受講生の岩本光弘さんが、熊本YMCAを訪問。健康スポーツ科の学生に講話し、体験談とともにメッセージを贈りました。

「私は2度の挑戦でヨットでの太平洋横断に成功しました。どうせやるなら、世界一大きな海を渡ろうと思ったのです。大切なのは、夢を持ったら人に伝えること。そうすると『おもしろいね』『助けるよ』というドリームサポーターが現れます。多くの人に想いを語ると、次第にサポーターは増えていきます」

「私は徐々に視力が落ち、16歳のときに全盲になりました。その頃は、家から出るのも怖かった。でも、一歩足を踏み出せたことで、その後もいろんなことに挑戦できました。『見えなくてもできるんだ』という成功体験を積み上げ、もっと大きなことにチャレンジするんだ、と思えるようになりました。自分を制限せずに努力を重ねていけば、自分が思っているよりも何百・何千倍も大きなことが成し遂げられます。16歳のあのとき、家から出られたことが、私にとっての第一歩でした。自分に自信を持って、そして、夢を持ちましょう」